日本語と日常、ときどき思索沼にずぶずぶと

日本語教師の、母親の、一個人の頭の中を綴ります

教授法、あれこれ

いろいろあって、ちょっとブログをお休みしていましたがまた、ぼちぼち書いていきますよ。やっぱり長文をアウトプットしないと、自分の思考の整理ができないのと、単純に文章を作るスキルが低下してしまう気がするのです。

 

で、今回のお話は教授法。いわゆる日本語教師養成講座で扱う「教授法」の科目には実に多くの内容が含まれていて初学者を混乱させますが、私が今日書くのはそのまんまの「教授法」、つまりどのようにして言語を教えるか、というものです。

私も久々に養成講座のテキストなど開きましたが、直説法や間接法など、あああったね~というものばかり。「直説法」とは、例えば在日の日本語学校で行われている教授法で、媒介語を使わないで教えることです。ですから、理論上で言えば日本語教師は外国語が全然しゃべれなくても大丈夫なのです。ただ、ぶっちゃけ学習者の母語が喋れると便利は便利です。あと、英語力。ミャンマーの学生さんなんかは英語が達者なので、分からない時に一言英語で言えば済むという利点があります。が、直接法の醍醐味は、難しい日本語を簡単な日本語で説明するという点にあります。ここで、教師の技量が試されるんでしょう。また、間接法は海外の日本語学校であるような、学習者の母語で日本語の説明をして授業するものです。

 

さて、前置きが長くなりましたが、私が今日書きたかったのはベルリッツ法、というもの。私が日本語教育能力検定試験に合格したのは平成11年ですから、実に20年ぶり!に見たら、教授法の中にこそっと、載っていたのです。関東へ越してきて、電車の中吊りでしか見た事なかったベルリッツという英会話スクールがやっと頭の中で繋がりました。要するにベルリッツメソッドを使って教えるスクールなのね。ベルリッツ法は、媒介語を使わずに直接イメージさせることで言語を習得させる手法なんだそうです。犬という動物を見て日本語で犬だからdogね、とかじゃなくてあの動物を見てすぐdogという語が浮かぶようにトレーニングする、といったところでしょうか。

他にもGDMメソッドというのがあって、このやり方で教えるスクールも存在しているので、都会ってやっぱすげえなあ!と、悟空ばりに驚くのです。

しかしベルリッツ、高い。授業料高いよ!しかし言語の指導者としては受講してみたい気もするのだけど、子持ちなので中々手が出ません。ということで独身の方、ぜひとも今のうちに自己投資して、教授法にこだわった語学スクール探しをしてみるのはいかがでしょうか。



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